地方で成功するために大事なこと

ベネズエラのような南米の国について、経済状況を聞いてみると、とんでもない実態があることに驚く。

パキスタン、フィリピンなど、日本人がよく知っている国に関しても、今後１０年で破綻する可能性もあるということだ。

フィリピンなどは治安の悪化がひどいことになっている。

このままだと、冗談抜きに、日本の軍隊がフィリピンの治安維持に強力する時代が来るかもしれない。

この話を他の国の話だとバカにしてはいけない。

日本の都市部の周辺地域についても、この地域は将来破綻するのでは？と思える地域がけっこうある。

それは、どういう地域かといえば、所得の低い人たちが住む地域だ。今の日本の大都市の周辺で、そんな、低所得者ばかりが住むスラム街のような地域がいろんなところにでき始めた。

これは、不動産屋が、こういう人たちが、住まいの相談に来た場合、１番紹介しやすいので、そういう貧困地域を紹介する。

つまり、こういう地域は家賃が格安なのだ。

貧困街は、一時期は、いいかもしれない。しかし、ギャンブルなどで破綻する人、エステ商法などに騙される人、とんでもないローンを組む人、健康問題で大失敗して働けなくなる人。

こういう人たちを、貧困街をもつ自治体は、社会保障で支えなくてはならなくなる。

それに、それなりの所得層の人たちは、そういう人たちが、増え始めると、しっかりとした自治体のある場所へ逃げる。

ひょっとすると、５年後、１０年後、日本の歴史上初めて、日本に危険なスラム街みたいなものが出現するのではないかと思う。

そうなる前に、いろんな手を自治体はいろんな政策を打っておくべきだと思うが、この問題は、今のところ全く新聞などでは問題になっていない。











  

サッカースクールなどを自分の楽しみとして設立して成功に導く人が意外に多い。

それはなぜかと言うと、無形の資産みたいなものをサッカースクールの設立者は持っている場合が多いからだ。

つまり、自分がサッカー選手として高校時代までプレイしていたとかもしくはサッカーのプロ選手だったという経験だ。

高校までサッカーをやっていたとしても、小学生から続けていたとすれば１０年くらいのキャリアがあるわけだ。

１０年のキャリアがあれば、どんなに下手なサッカー選手でもそれなりの経験があるわけで指導者の素質のようなものはけっこうある。

だから、サッカースクールというのは、潰れにくい。このことがわかっていなくてただ金儲けだけを考えてサッカースクールを経営する人がいる。

そんなのは必ずと言っていいほど失敗する。土台がしっかりしていなければ、経営の能力がすばらしくても絶対にダメだ。

地方の町おこしと言ってがんばるのはいいと思うけど、それをやるのが、公務員の人だとか経営コンサルタントではダメなのもこのサッカースクールと同じ理由のような気がしてならない。  

リオ五輪について、いろんなスポーツ情報ばかり言われているけど、ジカ熱についての情報が全く日本で叫ばれていないのはなぜだ？

まだ、ジカ熱対策は完全に治まっていないとの報告を専門家が１５０人も世界に警告した。

おいおい、そんな状態で、大事な日本の選手をリオに送ることはできるのか。

それに治安状態も最悪になっているとの話もある。もし、日本人観光客が誘拐されて、ブラジル政府の警察機能が麻痺でもしたら、日本政府はどうするつまりなんだろうか。

まさか、被害者を奪還するために、自衛隊をブラジルへ派遣する気じゃないだろう。

今回のリオ五輪は都市経営とはどういうものかという観点から、非常に参考になるオリンピックになるだろう。これから、商売を考えている人は、オリンピックの運営がどうなるかよく学んでおくべきだ。  

個人事業を行う上で、最も大事なことの１つがコスト意識だ。とにかく、自分の事業をやる上でコストを安くしなければ儲けることは不可能だ。

東京に行ってみると、そのことの重要性を痛感する。東京はとにかく、コストが高い。駐車場を借りるだけで、１ヶ月２３０００円もする。１台だけで２３０００円になる。

個人事業主にとって車は１つの生命線であるが、駐車料金だけで２３０００円もとられてしまったら、少しの赤字にでもなったらたいへんなコスト高になってしまう。

それに都民税も高い。こういうのを考えると、愛知県の名古屋市以外がいかに大きなチャンスがあるかということがわかる。

駅の近くだったら、車はいらない。新幹線の駅の近くでも駐車場の料金は、５０００円程度だ。しかも実質、トヨタ村だから、お金持ちも多い。

いつのまにか愛知県は、すばらしい経営環境が整った街へと変貌している。１０年後などとんでもないベンチャー企業が生まれてくるのではないかと本気で思っている。  

ラーメン屋の経営は非常に厳しい。今はどこの会社の経営も厳しい時代だと思うけど、サラリーマンならば会社に行けばお金がもらえる。

しかし、ラーメン屋は基本、水商売だ。人気がなくなったらすぐに潰れてしまう。

人気ラーメン店の店主の本音を聞くと、ラーメン屋で成功することがいかに難しいかがわかる。当たるとでかいラーメン屋ではあるが、自分の味を作るまでがたいへんだが、そのラーメンの味を維持し続けることがもっと難しいらしい。

それに、そのラーメン屋の店長が言っていたが、健康がすごく大事な要素であるとも言っていた。

ラーメン屋は、基本、週一休みのところが多い。年間の休みは少ないのだ。だから１日でも休んでしまうと売り上げがガクンと下がってしまう。

だから開店して始めのころは運転資金の関係で絶対に休めない。

その店主が言っていたが、不健康な人間を正社員で雇ってたいへんな目にあったらしい。ラーメン屋で正社員が１週間もカゼで休んだら会社的に致命傷になってしまうわけだ。

ラーメン屋は簡単で儲かりそうに思えるけど、すごくたいへんな現実がわかる。  

こだわりの名店が日本中で流行っている。いろんな食べ物に関して深いこだわりを持ってがんばっている料理人の話を聞くとすごく面白い。

すし職人、ラーメン職人の話を聞くと、なぜか、そこの料理が美味しく感じてしまう。

日本人って職人を尊敬するところがあるから、こだわりに弱いんだと思う。だけど、こういうのをマーケティングの専門家が分析すると、こだわりの店が流行るのは、その地域の味覚と店のこだわりが偶然にバッティングしたから流行るのだそうだ。

つまり、１０００人ぐらいこだわりの店を出すと１件ぐらい、そのこだわりが当たるらしい。こだわりの店が当たる確率を分析するとそういう結果になるとのことです。

この話は、すごく、納得できる。例えば、愛知県でよく使われる赤味噌を九州で出すと、あんまり、評判がよくないらしい。それは、九州の人たちが基本的に白味噌で育っているせいで赤味噌を好きになれないところがあるからだ。

だから、赤味噌ベースのラーメン店なんか九州では流行らないんだよ。九州では赤味噌でこだわったら失敗する。

それに、こだわりの人というのは、偏屈な人が多くて、すぐにうつ病になる人が多い。こういうのは、うつ病に関するブログによく出ているけど、地域の味覚と完全にずれた味を出しているのに、そのうちに、お客さんはわかってくれると思ってねばるんだよ。

それで借金を重ねて倒産してうつ病になってしまう。こだわりは一見すばらしいものに見えるかもしれないけど、ただの自分のわがままみたいなものをつらぬいてるだけの人がたくさんいる。そういう人はお店を出しても失敗すると思う。  

豊橋駅の南口を出てすぐのところには、ちょっとした飲み屋街がある。裏口の中を歩くと、やきとり屋がいい匂いを出してやきとりを焼いている。

あのあたりが、すごくいいなと思うのは、すごく衛生的なところだ。昔から考えていたことだけど、あのあたりを全部、飲み屋街にしてしまえば、街は活性化するのにと思う。

今のところ、パーマ屋さんが、がんばっているだけで、繁盛している飲み屋は、全くないんじゃないの？

愛知県だと刈谷駅の南口が飲み屋街になっている。あそこが流行るのは、トヨタ関連の社員が、帰り道で飲んで帰れるし、風俗店の女の子が店が終わった後に飲みに行くからだと思う。

結局、豊橋の南口の場合、お客の流れがないから、飲み屋街が流行らないんだよね。

立地や衛生面で抜群の条件があるのにもったいない話だ。あのあたりを通るのは、大学生と高校生ぐらいになっている。うまく主婦のランチなどでお客を呼ぶ方法もあると思うけど、飲み屋のランチってカレーライスとか出すけど、全然、美味しくないんだよね。

  

日本全国で１番、個人事業がやりやすい地域はどこか？

そんなことがあるエコノミストたちの議題にのぼった。この話は東京の話なんだけど、そのエコノミストが意外なことを言いました。

「愛知県の名古屋市以外！」

愛知県に住む私は、おーと思いましたよ。それに次の言葉にびっくりしました。

「豊橋が最高説がある」

私もこのエコノミストの意見に半分ぐらい賛成します。個人事業で生活していくには、豊橋ぐらいの街が１番いいのです。

競争が少ない、ある程度の経済的な街である、車が必要ないなど、いろんな好条件を備えているのが愛知県の名古屋市以外なのです。

ですから、豊橋のような街には、すごい可能性があり、個人事業で自分のやりたいことをやるには、非常に好条件な街なのです。

この事実を知らない人が多すぎると思います。